一口に「モール」といっても、形状(丸型、角型)、色(グレー、アイボリー、ホワイト、ブラウン等)、大きさ(収容可能なケーブルの量)、長さ(1m、2m、50cm)、用途(床用、壁面用)によって、その種類は多岐にわたります。
適切な場所で、適切なモールを使わなければ、モール本来の役割を十分に果たすことができません。
モールの種類は利用するまえによく調べておくようにしましょう。
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床用モール(ワイヤプロテクタ)
オーソドックスなタイプの角型モールです。
ケーブルの収容容量が増えるほど、モールの高さが高くなります。配線するケーブルの量が多くなるにつれて高さのあるモールを使うことになりますが、通路など人がよく通る場所に横切って貼るときには、高さの低い(収容容量の低い)モールを並列にして、本数を多くして貼るか、ワゴンモール(丸型)にしたほうが良いでしょう。人がつまづく危険性が減り、台車も比較的通りやすくなります。
床用モール(ワゴンタイプ)
なだらかな丸みを帯びた丸型のモールです。
ワイヤプロテクタ(角型のモール)に比べて高さが低く、なだらかな丸みがあるのでひっかかりにくい構造になっています。
収容容量が大きくなるにつれてモールの横幅が長くなり、少し高さが高くなります。
通路などをどうしても横切って貼らなければならない場合にはこのモールを使うようにします。壁沿いなどに貼る場合には角型のモールよりも横幅が長くなってしまうので、壁沿いにモールを貼るときにはワイヤプロテクタ(角型のモール)をおすすめします。
通路など人がよく通る場所にはワゴンモール(丸型のモール)を、それ以外の場所にはワイヤプロテクタ(角型のモール)というふうに使い分けて貼るのがベストです。
壁用モール(エフモール・プラモール)
壁用のモールです。壁用のモールは床用と違い、軽く薄い素材でできています。
両面テープも壁用のものを使用します。最初からモールにテープが貼ってあるタイプのものもあります。
壁の状態や材質によってはテープで貼っても数週間~数ヶ月経過するとはがれ落ちてしまうこともあるので、そういった壁には両面テープを使用せずにビスでもむか、釘で打ちつけて固定させるという方法もあります。
壁用のモールは床用モールよりも強度が弱く、足で踏んだりするとすぐに割れてしまうので、間違っても床面では使用しないようにしましょう。ただし壁沿いなど踏まれたり、何かの下敷きになる心配が無い場所では壁用モールを使うという手もありますが、基本は床には床用モールを使用しましょう。
壁用トラフ(エムケーダクト)
主に壁面で使用しますが、壁沿いなどの床面でも使用することがあります。
ケーブルの収容容量が大きいので、大量の本数のケーブルや、太い幹線ケーブル等を収容するときに使用します。
スリットモール
ソフトタッチ(柔軟性のある)モールです。主に机や棚の側面などに貼り付けて使用します。
モールの割れ目(スリット)にケーブルを押し込むように入れて、ケーブルを固定、保護します。
収容容量はあまり大きくないので、細かいケーブル類を整理するときに使用します。