OAフロアは基本的に、パネルを取り外して、パネルの下の空間(床下)に配線する形になります。
OAフロアのタイプによって必要となる道具は当然異なってきます。
OAフロアのパネルが簡単に開けられるタイプのものであれば、大きな問題はないのですが、中にはパネルを開けるために特殊な工具を必要とすることもあります。
また、ケーブルを配線するたびに、ケーブルの通り道の全てのパネルを開けていては時間と労力を無駄に消費してしまうことになり、とても効率が良いとはいえません。
OAフロアは工夫次第で、かかる時間と労力を大幅に短縮することが可能です。
時間と労力を短縮するために、OAフロアの形状にあわせた道具を事前にそろえておくようにしましょう。
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ニッパー
OAフロアの上には、タイルカーペットが敷き詰められています。
このタイルカーペットを手だけでめくるのは意外と困難だったりします。
そこで、ニッパーで少し生地をつまむようにしてタイルカーペットを持ち上げると、すんなりとめくることができます。
各種ドライバー(プラス、マイナス、星型、六角等)
OAフロアのパネルの形状によってはドライバーで、パネルを取り外す前に、パネルと支柱を固定するために取り付けられているパーツを先にはずす必要があります。
このパーツをはずすためにドライバー(プラス、マイナス、星型、六角等)が必要になることがあるので、事前にタイルカーペットをめくってOAフロアのパネルをひと目確認しておくようにしましょう。
OAフロアを開けるための専用工具
OAフロアのパネルの形状によっては、パネルを連結しているパーツをとりはずすための専用の工具を必要とすることもあります。
ラジオペンチやニッパーなどで、無理やりこじ開けることもできなくはないのですが、パーツを破損してしまうおそれがあるので、あまりおすすめできません。
専用工具は建物に備え付けられているか、ビルの設備管理に借りることができることがあるので、必要になる場合には事前に確認しておくようにしましょう。
サッカー
コンピュータールームなどに使用されているOAフロアのパネル等は、パネル間を連結するためのパーツを使用するかわりに、ピッタリと隙間が開くことのないように敷き詰められていることが多いです。
パネル間の隙間がないので、マイナスドライバー等でこじ開けることはできません。
そういったOAフロアのパネルを開けるためには「サッカー」という道具を使用します。
このサッカーには大きな吸盤がついており、レバーの開閉で吸盤の吸引力を高めて、その吸引力でパネルを吸いつけて持ち上げます。
ほとんどの場合、必要なときにいつでも使用できるようにコンピュータールーム内に常備されています。
ジョイント式ロッド
グラスファイバー製の細長い棒(1m~1.5m)を複数本連結することで、OAフロアの床下にケーブルを配線するときに使用します。
ジョイント式ロッドは弾力性が強く、多少の障害物にあたっても、しなって前にすすませることができるので、OAフロアでの配線にはうってつけの道具といえます。
特に長い距離の床下を配線するときなどに、高い効果を発揮します。
スケール(メジャー)
ステンレス製の幅広のスケール(メジャー)は、直進性が強いので、OAフロアの床下を配線するときにとても便利です。
幅は25mm以上の太さのもので、ストッパー付のものをお勧めします。
ケーブルキャッチャー
OAフロアの床下が高い場合(50cm以上ある)は、ケーブルキャッチャーも有効な道具のひとつとなります。
ケーブルキャッチャーは本来天井内を配線するときに使用する道具ですが、床下に十分な高さがある場合には、ケーブルキャッチャーも十分に使用することが可能です。
モール
通線するための道具がない場合は、モールを連結して一本の長い棒として利用するのも1つの手です。
この場合、細めのワゴンモールやワイヤプロテクタモールを連結すると、床下を通しやすく、弾力性も保たれます。
ビニールテープ
ジョイント式ロッドやスケール(メジャー)などにケーブルをくくりつけるときに使用します。
またモールを連結するときに、連結箇所にビニールテープで補強するときにも使用します。
マグライト
OAフロアの床下の様子を見るときに使用します。
ライトが拡散するタイプではなく、指向性が強く、照準を絞ることができるタイプのものが望ましいです。